イチから学ぶiPhone/iPadアプリ開発 第9回 「イベントを知ろう!」
こんにちは、コブラです。
今回は「イベント」について!
と言っても、このシリーズを舐めるように見てきたあなたなら、
もう「イベント」は既にやっているんですよ・・・フフフ・・・(誰
「イベント」とは、
『タップされたら~する』
『フリックされたら~する』という処理のことです!
第7回では、『ボタンをタップされたらログを出す』というイベントを書いているんです!
つまりこういうこと!
※力作
分かりやすいですねぇ(自画自賛)
で、簡単に言うとイベントには大きく2種類あって、
Interface Builderと関係のあるイベントと、そうでないイベント。
それで言うと第7回のイベントは関係のあるイベントでした。
IBと関係のないイベントを見てみましょう。
RootViewController.mを開いてみてください。
- (void) ViewDidLoad
という行が見つかりますか?
これは、そのクラスがインスタンス化されたときに呼ばれるイベントです。
つまり、RootViewControllerを使うぜ!っていうタイミングですね。
これは、画面のパーツなどには無関係な処理なので、IBとは関係のないイベントと言えるわけです。
実際、RootViewController.hには、宣言も黒丸もありませんよね?
この2種類の違いはしっかり理解しておいてください。
では、イベントについてもう少し詳しく解説します!
第7回のボタンイベントを例に挙げましょう!
- (IBAction) buttonTapEvent {・・・}
この書き方はもっともシンプルで、基本です!覚えてください!
まず、「- (???)」は必ず必要なので、そのまま覚えます。
『IBAction』とは、「Interface Builderで使うアクションですよ」という意味です。
Interface Builderと関係のあるイベントであれば、こう書きます。
もっと言うと、「IBAction」と書かなければInterface Builderの画面に接続できるものとして表示されませんのでご注意を!
で、「buttonTapEvent」の名付けはなーんでもいいです。
分かりやすくて統一性があってイベントの名前だけで大体何をするイベントか分かれば!
チームでやる場合は命名規則が必要でしょうけれど、個人であればお好きなように!
で、今度はInterface Builderと関係のないイベントの書き方。
前半のカッコ内が変わります。
1.- (void) ~
2.- (BOOL) ~
ざっくりこの2種類です。
1.は、その処理だけで簡潔するもの。
2.は何か返事がほしいとき。
分かりますか?分かりませんよね。(失礼
ではイラストで解説します!
※voidとBOOLの違いイメージ
こういうことです!
例えば処理した結果、正か誤か知りたいときや、
計算した結果を返してほしいときは- (NSInteger)なんて書いたりします。
開発経験のない方にはちょっと難しいですかね。
他にも引数だとかdelegateだとかあるんですが、
まあこの辺はやっていくうちに掴めてくると思います。
さて、記念すべき10回は、また少し簡単な内容なので!お楽しみに!
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